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    カテゴリ: 生活


    「支払いは聖徳太子でお願いします」1万円の旧紙幣、店は拒否できるのか問題



    2024年度上半期に発行される新しいデザイン一万円札の印刷がすでに始まっています。新一万円札の顔は「渋沢栄一」ですが、かつては「聖徳太子」が描かれた旧一万円札もありました。

    現在も使用できる紙幣や貨幣については、財務省日本銀行が見本の図柄と合わせてホームページで一覧にして公開しています。

    同ページによると、1958年12月1986年1月まで発行された聖徳太子一万円札はもちろんのこと、1885年9月~1958年10月まで発行された大黒像が描かれた旧壱円札も使用可能とされています。

    一万円札は高価であるがゆえに、「偽札」が作られることも多いようです。警察庁の公表資料によると、2021年に発見された偽札(偽造銀行券)の枚数は「2110枚」。そのうちの約98%にあたる「2075枚」が一万円の偽札でした。

    ほとんどの人が見たことないような古いお札を店舗で客が使おうとした場合、店側としては「偽札」への警戒感を抱いてしまうかもしれません。使用可能な本物のお札でも、店側が「偽札かもしれない」と判断した場合、受け取りを拒否することは可能なのでしょうか。前島申長弁護士に聞きました。

    ●「強制通用力がある以上、弁済としては有効」だが…

    ——支払いの受け取りを拒否するというのは、法的にどのような意味があるのでしょうか。

    日本銀行法46条2項は、「日本銀行が発行する銀行券日本銀行券)は、法貨として無制限に通用する」と規定しています。

    また、民法402条は、「債権の目的物が金銭であるときは、債務者は、その選択に従い、各種の通貨で弁済をすることができる」と規定しています。

    金銭債権の通貨による弁済は、原則として強制通用力のある日本銀行券であれば支払いが可能となりますので、たとえ大黒像が描かれた旧札であっても強制通用力がある以上、弁済としては有効です。

    したがって、旧札での弁済に対し、受領を拒否した場合は、法律上は受領拒否の問題が生じます。

    ——どのような場合に店側は受け取りを拒否することができるのでしょうか。

    民法402条1項但書は、「ただし、特定の種類の通貨の給付を債権の目的としたときは、この限りでない。」と規定しており、契約締結自由の原則から、当事者の合意によって特定の種類の通貨での給付を約束することが可能です。

    したがって、当事者間で「旧札以外」の現在流通している紙幣での給付を約束したような場合は、旧札での受領を拒否することが可能です。

    また、個人商店での店頭販売では、売主側において、契約締結の自由の観点から、あらかじめ弁済方法を指定することもできますので、店側が現在流通している紙幣でしか売らないと主張することも可能です。

    この場合は、そもそも売買契約が成立していませんので、店側には商品の引渡義務は発生しませんし、旧札の受け取りを拒否することが可能となります。

    そういった事情がなければ、原則として受け取りを拒否することはできないということになります。もっとも、強制通用力があるからといって、客が受け取りを店側に強制することができるというわけではありません。

    旧札のコレクター価値はともかく、実際に紙幣として使用する場面では、現在流通している紙幣と同価値です。現在流通している紙幣と交換した上で使用すれば、受け取り拒否などのトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。紙幣の交換は日本銀行の窓口などで可能です。

    【取材協力弁護士
    前島 申長(まえしま・のぶなが弁護士
    前島綜合法律事務所代表弁護士 大阪弁護士会所属
    交通事故・不動産紛争などの一般民事事件、遺産分割・離婚問題などの家事事件を多く扱う。中小企業の事業継承や家族信託などに注力を行っている。

    事務所名:前島綜合法律事務所
    事務所URLhttps://maeshima.lawer.jp/

    「支払いは聖徳太子でお願いします」1万円の旧紙幣、店は拒否できる?


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【気になる】うつ病、引きこもり…から「年商1千万円」に。“普通の人”でも「お金を生み出す人」になれるワケ



    「差別化しなくていい」「たくさんの人に買ってもらわなくていい」「スキルを磨かなくていい」「結果が出なくてもいい」──今までの常識を覆す、「普通の人のまま」でちゃんと稼げる起業・副業の方法を、のべ6千人参加のセミナーを主催し、ベストセラー本著者でもある今井孝氏が語る。

    「お金になるような取り柄がない」は本当か?

    もし、自分の力でお金を生み出せたら、嬉しくありませんか? あなたの人生はどう変わるでしょうか?

    会社にしがみつく必要もありません。職場の人たちに気を遣うこともありません。嫌な仕事をする必要もありません。

    自分の好きなことだけをして、好きな人とだけ付き合って、しかもたくさんの人に喜ばれて、お金も自然に集まってくるのです。そんな夢のような人生は、実はすぐ近くにあります。

    こんなふうに言うと、

    「いやいや、私にはお金になるような取り柄がありません」

    と多くの人が口にします。しかし、安心して下さい!

    お金を生み出すのに、特別な才能やスキルは必要ありません。取り柄なんてなくていいのです。

    例えば、Uさんという方も「自分には取り柄がない」と言っていました。しかし、彼は副業で月に100万円稼げるようになり、独立してしまいました。今はフリーでITサポートビジネスをし、年商は1千万円ほど。ほとんどが利益です。

    しかし、Uさんは最初から自信を持ってスタートしたわけではありません。私が彼と出会った当初、彼は普通のサラリーマン(30代男性)で、「自分はただのSEです」と言っていました。しかも、うつ病を経験し、引きこもりから脱したばかりでした。

    そこから千円、5千円と副業でお金を生み出していき、遂には月100万円に到達したのです。このような例は、他にもたくさんあります。

    ごく普通の主婦が売上3千万円。「何もない人」なんていない

    副業で英語コーチをしているNさんは、数十万円のコーチング契約をポンポンと取っています。彼も普通のサラリーマン(40代男性)で、派遣社員として働いていました。

    そして、「自分に英語を教える資格なんてない」と思っていました。ですので、最初は3千円のセミナーを開催するのがやっとでした。そんな彼ですが、副業がうまくいったことで自信をつけ、今では外資系企業の正社員としても活躍しています。

    • 主婦が片づけコンサルティングで売上3千万円

    片づけコンサルティングをしているIさんは、なんと年商が3千万円を超えているそうです。初めてお会いした時には、「ごく普通の主婦です」と言っていました。実際、その時は片づけの資格を持っていただけで、あとはご自身のブログが1つあるのみでした。 しかし、今では、毎年百人近くの生徒さんに片づけを教えています。

    会社の給料と副業の収入を合わせて、年収が1千万円を超えているKさんという方もいらっしゃいます。彼も至極普通のメーカーで働くサラリーマン(40代男性)です。バリバリキャラではなく、とても穏やかな人柄です。出会った当初は「会社の飲み会の5千円が惜しい」と嘆いていた彼ですが、今では「お金は自分で生み出せる」と、発する言葉も変わりました。

    他にも、アロマ、ヨガ、ピアノの先生、塾講師、料理教室、子どもの学習コーチ、カウンセラー、セラピスト、占い師、投資教室、ネットショップ運営、画家、デザイナーカメラマンパーソナルトレーナー、整体師、動画編集、経営コンサルタント、製造業のコンサルタント、飲食店、パン屋など、自分の好きなことで楽しみながらお金を生み出している人がたくさんいます。

    私の見るかぎり、みんな普通の人です。誰もが最初に会った時には声をそろえて、「自分にできることなんて何もない」「うまくいく気がしない」と不安そうでした。しかし、そんな方々でも、好きなことでお金を生み出しています。

    私が何を伝えたいかというと、今、「自分には何もない。できる気がしない」と感じていても心配しなくていいということです。今まで、私は自分の力で稼ぎたいという人を数多くサポートしてきましたが、「何もない」なんて人は誰一人としていませんでした。誰もが普通の人で、普通に会社に勤め、もしくは普通に家事や育児をこなし、普通に日常生活を送っていました。

    そんな人が、普通にフリーランスになったり、自分で仕事を始めたりして、まさに自分の力でお金を生み出しています。そして、中には大成功して想像以上の収入を得るようになる人もいます。 

    (※写真はイメージです/PIXTA)


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【ウソかホントか】「若者の恋愛離れは草食化のせいである」?



    ■少子化を防ぐには婚姻数を増やすしかないが…

    日本の出生数が減少し続けているのは、婚姻数の減少によるものです。もちろん、結婚すれば必ず子どもを産むということではありませんが、そもそも婚外子の割合が極端に少ない日本においては、少なくとも結婚の数が増えなければ子どもの数は増えません。私は「発生結婚出生数(婚姻数に対してどれくらいの出生があったか)」という指標を作っていますが、1980年代以降その数値はずっと1.5人で変わらず推移しています。

    つまり、婚姻数が1つ増えれば、その後離婚などがあったとしても、計算上は1.5人の子どもが生まれるということを意味します。逆に、婚姻が1組減れば1.5人の出生数が減るわけです。

    ■婚活支援で「壁ドンの練習」などありえない

    そうした「婚姻数が減れば出生は減る」という根本問題については今まであまり触れられませんでしたが、さすがに問題の本質を無視し続けることはできなくなったのか、最近の政府の白書や提言には「少子化対策としての婚姻支援」という文言がいの一番に語られるようになりました。課題の抽出としてそれは間違ってはいないと思います。

    とはいえ、婚姻支援をしたからといって婚姻数が増えるものでもありませんし、婚姻数を増やしたいからと、先般炎上した内閣府の研究会の提言のように「若者が恋愛しなくなっているのだから、恋愛支援をすれば婚姻も増えるはず。だから壁ドンの練習だ」などという論法はありえません。

    そもそも、いつもいつも草食化とか恋愛の不活性化などと「これもできない、あれもできないよね」とネチネチ指摘してばかりなのは、部下のミスをいつまでも蒸し返す上司のパワハラ行動そのもののようでいかがなものかと思うわけです。

    そもそも若者が恋愛をしないということ自体、別に彼らのミスでもありませんし、恋愛していないのは今に始まった話でもない。

    つい先日公開された最新の出生動向基本調査の未婚者調査の結果をふまえた上で、まずは問題の本質はどこにあるかという点を共有しておきたいと思います。

    ■そもそも「結婚したい人が9割」は本当か?

    最初に、未婚者の結婚意欲についてですが、「一生結婚しない」という未婚者が男性17.3%、女性14.6%で過去最高となったことがすでにニュースなどでも取り上げられています。しかし、それほど大騒ぎすることでしょうか? 2020年で生涯未婚率は男性28.3%、女性17.8%となっているのですから、そんなもんだろうとしか思いません。

    この部分はかつて「結婚したい人が9割」とマスコミが喧伝していた部分で、9割を割っても「それでも8割以上が結婚したがっている」と言い続けている人もいます。どうしても「結婚したい」を多数派としたいのでしょうか。が、その論法はデマではないが正しくありません。そもそもこの質問は、「いずれ結婚するつもり」か「一生結婚しない」かの二択です。どちらかを選べと言われれば、よほど結婚しないという強力な意志のある人以外は前者を選択するでしょう。

    実際、調査では「結婚するつもり」と回答した人に対して次の質問で「ある程度の年齢までに結婚したい」か「理想の相手が見つからなければ結婚しなくてもいい」かを聞いていますが、その割合は40年前から大体半々で推移しています。要するに、結婚に前のめりな層というのは、いつの時代も男女ともにせいぜい5割程度に過ぎないというのが正確なところです。

    ■「恋人ナシ、恋愛願望もない」割合は10年で増えたが…

    逆に、元々結婚に後ろ向きな層も皆婚時代から半分くらいずっと存在していたわけで、「一生結婚しない」の割合が増えたといっても、それは元々の後ろ向き層の濃淡の話にすぎず、ことさら大騒ぎする問題でもありません。

    しかし、こういうことを言うと「一生結婚しないという割合が増えていることはすなわち若者の結婚離れという事実であり、由々しき問題ではないか」と反論されます。同じく出生動向基本調査において2010年から「交際相手をもたない未婚者の割合と交際の希望」についても調査していますが、それによれば、2021年段階で「現在恋人はいないが別に恋愛したいとは思わない」という割合が、30~34歳で男性40.7%、女性35.8%にも達しています。2010年段階では、男性27.0%、女性21.3%でしたから、男女とも大きく増えています。

    こうしたデータを基に「ほら、やっぱり未婚者の恋愛意欲は減っているし、草食化だ。恋愛の不活性化だ」というわけですが、果たして本当でしょうか?

    ■「恋愛したくない人口」そのものは以前から変わらない

    「恋愛を希望しない」割合で見ると、確かに2010年から随分と増えているように見えますが、では、コーホート別にその推移を絶対人口で見るとどうなるでしょう。それぞれの年齢別の割合に対して、国勢調査の未婚人口を掛け合わせて算出しました(2021年の割合は便宜上2020年国勢調査の未婚人口と掛け合わせています)。

    これによれば、現30~34歳世代も現40~44歳世代も、20代後半から30代前半にかけての「恋愛したくない人口」はほぼ同一です。つまり、割合が増えているように見えるのは、母数としての未婚人口が婚姻によって減っているからであり、20代後半時点で「恋愛したくない」未婚男女はそのまま30代前半以降も継続しているだけに過ぎません。つまり、「恋愛したくない人口」そのものは別に増えていないわけです。

    ■それよりも「恋愛したいが恋人もいない」層に目を向けるべき

    また、20代前半から20代後半にかけて「恋愛したくない人口」が減っているのは、この期間に急に恋愛意欲が湧き出たというより、能動的な恋愛意識はないものの、相手からのアプローチや自然な2人の人間関係の中で、恋愛または結婚へと進んだ未婚者がいるのでしょう。

    「恋愛や結婚するつもりがなかったけど縁があったので結婚した」というのは、それはそれでよろしいのではないかと思います。しかし、30~34歳未婚男女で合計117万人が「恋愛したくない」と思っているのなら、それもそれで尊重すべきでしょう。もう年齢的に子どもでもないのですから。

    それとも、若者の草食化と言いたい人たちは「恋愛したくない」若者を少子化解決のために無理やり恋愛や結婚をさせたいのでしょうか。まるで戦前の「産めよ、殖やせよ」の結婚報国思想のようです。それよりも、そもそも「恋愛はしたいけど付き合っている相手もいない」という残り中間層の4割の方に目を向けたほうが婚姻増の視点からは建設的です。

    ■恋愛したくない未婚者を糾弾するのは間違っている

    少子化対策としての婚姻数増を図ることは間違っていません、しかし、だからといって、その手法として、恋愛経験のない未婚者に無理やり壁ドンの練習などをさせることはありえないし、また、「恋愛したくない」という未婚者に対してその考えや生き方を否定して、「きみたちは間違っている」などと追い詰めることなどあってはならないことです。婚姻支援というのであれば、むしろ「恋愛も結婚もしたいのにできない」という不本意未婚の層に重点を置くべきでしょう。

    同じく出生動向基本調査と国勢調査を掛け合わせて、年代別の結婚を希望する未婚者を母数として、その後の5年間でそのうちどれだけ初婚をしたかという「結婚希望達成率」を算出しました。初婚数は5歳階級別の初婚数を人口動態調査より当てはめています。

    ■草食化などという自己責任にすり替えてはならない

    これによれば、若年層においては19901994年では、男性でも達成率80%超、女性に至っては、ほぼ100%です。これは、結婚を希望する20~34歳の未婚女性は1990年代前半まではほぼ全員が結婚できたということになります。その後、2005年にかけて大きく減少し、男女ともに5割台に下がっています。

    要するに、34歳までの若年未婚のうち「結婚したいのにできない」層が5割近くも残されていることになります。ちなみに、中年男女は、達成率そのものは低いですが、結婚したいという希望者に対する達成率は、男女とも90年以降それほど変わりません。

    つまり、これは「結婚できない若者」問題ということになるのです。

    「本当に結婚したいなら、若いうちに結婚しておけ」という高齢既婚者もいますが、今の高齢既婚者が恩恵を受けていたお見合いや職場のお膳立てもなくなり、30年間給料が全然あがらないという経済環境の問題も皆婚時代とは大違いです。さらにはコロナ禍の行動制限などによって、そもそも出会いの機会すら剝奪されてしまった若者たちにとっては、本人のやる気や努力の問題ではないと言いたくもなるでしょう。

    結婚したいと願っている若者が、若者であるうちに結婚できない。そんな「結婚したいのにできない若者が5割近く」も存在する状況、そしてそんな若者の環境をつくり出したのは誰なのかということを大人たちは自分自身に問い直す必要があるのではないでしょうか。最近の若者は草食だとか不活性だとか、そんな若者の意識の自己責任にすり替えてはならないと思います。

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    荒川 和久(あらかわ・かずひさ)
    コラムニスト・独身研究家
    ソロ社会論及び非婚化する独身生活者研究の第一人者として、テレビラジオ・新聞・雑誌・Webメディアなどに多数出演。海外からも注目を集めている。著書に『結婚滅亡』(あさ出版)、『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックスPLUS新書)、『超ソロ社会―「独身大国・日本」の衝撃』(PHP新書)、『結婚しない男たち―増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル』(ディスカヴァー携書)など。韓国、台湾などでも翻訳本が出版されている。新著に荒川和久・中野信子『「一人で生きる」が当たり前になる社会』(ディスカヴァートゥエンティワン)がある。

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    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【悲報】スマホの使いすぎで“顎関節症”が増加。



     現代社会で生活するには欠かせないアイテムスマートフォン。便利に楽しく過ごすためのものではあるものの、スマホの影響で体に変調がでる人も増えている。その中のひとつが「顎関節症」。なぜスマホ生活で顎関節症が増えたのか、症状が悪化するとどうなるのか。さらに、治療法や予防はどのようになっているのか。顎関節症に詳しい石本歯科クリニックの石本光則院長に聞いた。

    ◆「スマホ顎関節症」が増えている

     スマホの長時間使用により、指が変形してしまう「スマホ指」などは耳にすることがあるが、スマホ使用と顎関節症の関連性が素人の私たちには見えてこない。まず、実際にそうした患者が増えているのか。石本院長は次のように話す。

    スマホの普及に伴って『食いしばり』が増加しました。歯科的な視点で言え、それによって、歯が欠けるなどの事例とともに顎関節症も増えたというのが、正確かもしれませんね。実際、当院でも、顎関節症の患者さんが週に数十人はいらっしゃいます。初診の方も多いことから増加しているということがわかりますね」

     しかし、一見無関係に見えるスマホの使用による顎関節症がなぜ増加しているのだろうか。

    「もともと、人間は通常の姿勢でいると上の歯と下の歯は触れ合うことは少ないんです。それを長時間くっつけてしまっている人が多いんです。通常であれば、上の歯と下の歯が触れ合っている時間は1日15分くらいなんですが、今はそれが極めて長時間になってしまっています」

     実際に正面を向いていれば、確かに上下の歯が触れ合うことがない。しかし、座った姿勢でスマホを見ようとすると下を向くことになる。すると、上下の歯が触れ合っているのがわかるだろう。

    ◆顎関節症って怖い?

     では、顎関節症になってしまった場合、どのような症状が出るのかも気になるところ。これについて石本院長に聞くと、狭い意味で顎に出る症状と広い意味で顎以外の部位にも影響が出る場合の両方があるそう。

    「まず、狭い意味で顎に出る症状としては、口が大きく開かなくなります。また、『クリック音』と呼ばれていますが、噛む動作をするするたびに顎の付け根からカクカクと音がなるという症状もあります。さらには、顎に痛みが出る場合も少なくありません」

     痛みが出てしまえば別だが、口が大きく開かなくなったり、クリック音がする程度では、食事がしにくくなったり、滑舌が若干悪くなる程度の影響のため、「病院に行くほどではない」と考える人もいるだろう。もし、そうした症状を放置して、顎関節症がひどくなった場合、顎以外にも影響が出る広い意味の症状があるというが、それはどんなものなのか。

    「多いのが、頭痛と肩こりです。特に頭痛はとても多いですね。顎関節症が原因だと気付かずに、単に『私は頭痛持ちだ』と勘違いしている方もかなりいらっしゃいます。そういった方は、内科などで検査しても原因がなかなか見つからず、痛み止めを処方されるだけということもあり、長く頭痛に苦しんでいらっしゃいます」

     口が開きにくくなる症状は、徐々に発生することもあり、顎関節症は本人が気づかないうちに進行していて、それが頭痛や肩こりを引き起こしているということだ。

    「内科でどんなに検査しても頭痛の原因が特定できなかった方が、当院を探して来ることも増えました。他にも、耳が痛くて耳鼻科に行ったけど治らなかった方が、当院に来られることもあります。そうした方々が顎関節症の治療で、頭痛や耳の痛みがなくなりました。それだけではなく、顎関節症は、ひどい時には腕から手にかけての痺れなども引き起こすこともあります」

     現代病とも言われる頭痛や肩こりは、辛く感じていながらも、ストレスや疲れなどに安易に結びつけてしまいがちだ。しかし、こうした話を聞くと顎関節症を疑ってみるのも一つの手かもしれない。

    ◆顎関節症の治療とは?

     もし、顎関節症になった場合、どのような治療を受けることになるのだろう。段階的な治療が必要だという石本院長に、その流れを聞いた。

    「まずは、歯の形や歯列の歪を整える治療をします。それと同時に、運動療法です。顎関節症の痛みは、関節の痛みだと思われがちなんですが、実は筋肉の痛みの場合がほとんどです。ですので、筋肉をほぐす訓練とマッサージをお教えします」

     訓練は次のような手順だ。

    ①口を閉じ、左右の頬に手のひらをあてる
    ②両方の顎が同じ大きさで開くことを確認しながら開口していく
    ③できるだけ大きく開き、1〜2分維持
    ④左右に差がないように気をつけながら口を閉じる。

     以上を4〜5分かけて、朝・昼・晩・就寝前の4回程度実施する。

     また、マッサージは次のように行う。①頬にある咬筋を指の腹でほぐす、②頭の横にある側頭筋を指の腹でほぐす、③首の横のにある胸鎖乳突筋をつまんでほぐす。以上を、入浴時などに4〜5分かけて行う。

     こうした治療と訓練やマッサージとともに、上下の歯が触れ合わないような生活を心がけて生活する必要があるという。それでも治らない場合、どのような治療になるのか、さらに聞いた。

    「起きているときは意識すれば、上下の歯が触れ合わないように生活することはできます。しかし、睡眠中までその意識を持つことはできませんよね。そこで、マウスガードを作っていただき、それをつけておやすみいただきます。マウスガードデザインも工夫が必要で、奥歯があたらなく食いしばれないデザインのものが有効です。それでも治らない場合は、ボトックス注射を打って、口の周りの筋肉をコントロールすることもあります」

    ◆顎関節症のセルフチェック方法

     顎関節症になってしまうと、顎や頭の痛みが辛いばかりか、治療にお金も時間もかかる。予防のためにまず、自身に顎関節症の前兆があるか知りたいところ。そこで、石本院長に、セルフチェックの方法を聞いた。

    「一般的に、三横指半が入らないと顎関節症だと言われています。口を大きく開いた時に、縦に3本揃えた指が入らなければ、前兆があるかすでに顎関節症であると考えていいでしょう」

     また、スマホの長時間使用から発症するということは、生活習慣が大きく関係しているということになる。生活の中で、どんな癖のある人が顎関節症になりやすいのだろう。それを知るためにはまず、歯がどのように生えているかを知っておく必要があると石本院長。

    「歯は、内側から舌が支えていて、外側を口の周りにある口輪筋という筋肉で支えています。この二つの支えのバランスが取れたところに、歯が並んでいるんです。つまり、この力のバランスを乱す力が加わるような生活習慣のある人は、歯並びやかみ合わせが悪くなって、顎関節症になりやすくなります」

    ◆生活習慣の見直しも

     力のバランスを乱す生活習慣とはどんな習慣なのか。具体的に聞いた。

    「例えば、頬杖を長時間つく方とか、いつも同じ向きで寝たり、うつ伏せ寝をする方です。他にも、うつ伏せで枕に顎を置いてスマホを見たり読書を長時間するのも避けたほうが良いです。

     あとは、口元の癖を確認してみてください。無意識にエクボをつくったり、唇を引き締める動きをしたり、頬や唇を吸う動きが癖になっている方も注意が必要です。それから、片側の歯ばかりで食べ物を咀嚼する人も、左右の筋力のバランスが崩れやすくなりますね」

     無意識な生活習慣から、痛みや痺れを伴うほどの症状まで引き起こす可能性のある顎関節症。そのリスクスマホの長時間使用に伴って高まってくる。健やかな生活のために、意識して予防していきたい。

    <取材・文/Mr.tsubaking>

    Mr.tsubaking】
    Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

    写真はイメージです


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【ランキング】職場の不満に「イライライラ」 1位は「人間関係」、2位は?



     職場でどのような不満を感じていますか? ビジネスパーソンに聞いたところ「人間関係・雰囲気が悪い」(147人)と答えた人が最も多いことが、ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)の調査で分かった。

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     2位は「収入が少ない」(85人)、以下「労働時間・休日への不満」(63人)、「職場の環境・設備が悪い」(30人)、「仕事量・内容が不公平」(29人)と続いた。

     1位の「人間関係・雰囲気が悪い」と答えた人からは「静かで仕事には集中できるが、コミュニケーションがないので相手のことが分からず、とても気を使う。雰囲気が重く暗い」(女性29歳)、「少人数の職場だが、スタッフそれぞれが自分本位でまとまりがない。業務に支障が出るほどではないものの、職場の雰囲気を考えると改善すべき」(男性53歳)といったコメントがあった。

     「収入が少ない」という人からは「給与はほぼ横ばいなのに、求められる能力は年々上がっていく。能力やスキルを求めるなら相応の給与を払ってほしい」(女性33歳)、「労働時間・休日への不満」を感じている人からは「業務時間を過ぎていても、なかなか帰れないこと」(女性22歳)などの声があった。

    ●「行動を起こした」7割

     職場の不満に関して、行動を起こした人はどのくらいいるのだろうか。この質問に対し、「行動を起こした」と答えたのは73.0%に達した。

     職場に不満があったときの行動を尋ねたところ「社内で相談する」(225人)がトップ。次いで「自衛策をとる」(36人)、「改善策を提案する」(17人)、「通報・報告する」(15人)」と続いた。

     1位の「社内で相談する」と答えた人からは「周りの人に相談して解決策を一緒に考えてもらっている」(女性28歳)、「職場が暑いことについて、設備課に相談した」(男性39歳)といったコメントがあった。

     この結果について、ビズヒッツは「不満をもったときの行動としては『相談する』が多かったものの、『相談しても変わらなかった』という体験談も多かった。相談するなら『行動力のある上司に頼る』『相手に望む対応を明確にする』などの工夫が必要だ」とした。

     2位の「自衛策をとる」人からは「できないことは『できない』と断る」(女性27歳)、「勤務時間に関して、上司に変更願を出した」(女性30歳)、3位の「改善策を提案する」人からは「社内の提案制度を使い、効率化案をいくつか提出して実施に努めた」(女性37歳)などの意見があった。

     インターネットを使った調査で、ビジネスパーソン500人が回答した。調査期間は8月22~27日。

    職場に不満はありますか?


    (出典 news.nicovideo.jp)

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