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    カテゴリ:教育 > 学校


    【気になる】「トランスジェンダーと同じ更衣室はイヤ」 不満訴える女子部員に学校の措置は…



    更衣室・ロッカールーム・部室

    男の子として生まれたものの、女の子として生きているバレーボール部員。しかし更衣室の利用をめぐって他の部員が不満の声を上げていること、また学校側が下した決断などについて、『Fox News』などアメリカメディアが伝えている。


    ■バレー部員の間でトラブル

    アメリカ・バーモント州の高校で、ある問題が発生した。女子バレーボール部の部員たちが、トランスジェンダーの部員と同じ更衣室を使用することを嫌がったためだ。

    トランスジェンダーの部員が着替えの最中に“不適切な発言”をした」「それがトラブル引き金になった」と主張する部員は、男として生まれた部員と同じ更衣室を使うことに抵抗があるとメディアコメント

    しかし学校側は「(自分で主張する)性別に合う更衣室を使うべし」と判断し、不満を訴えた女子部員たちの女子更衣室の使用を禁じたのだ。


    関連記事:みやぞん、女子ラグビー部員のデート場所にびっくり 「結構みんなもそうなの?」

    ■「イジメではない」という主張

    ある部員はメディアの取材に応じ、「(トランスジェンダーの)部員と更衣室をシェアするのがイヤな者は、個室トイレ着替えるよう求められました」とコメントしている。

    「10人ほどの女子が個室を使ったら、着替えが終了するのに30分以上かかります」「(トランスジェンダーの)部員1名が個室を利用すれば1分ですむのに…」とも説明。そう望むことを、嫌がらせまたはイジメとみなされ非難されることに、拒否感を示した。

    ■学校側の姿勢は…

    学校では、トランスジェンダーの生徒については、男子用・女子用のどちらの更衣室を選択しても良いとしている。しかしこのようなトラブルが起こったため、学校側は保護者にメールを送信し、「部員たちがプライバシーを守りながら着替えができるスペースは十分にある」と伝えた。

    また女子部員たちからトランスジェンダーの部員に対し、嫌がらせに該当する言動がなかったかなど、学校側で調査を進めているそうだ。


    ■世間からは「なぜ?」という疑問も

    トランスジェンダーとして生きる人たちの権利も大事だが、そうでない人たちの権利も大切なものだ。インターネットには「女子として生まれた部員たちの人権とプライバシーも尊重すべき」「男性器を持つ人に女子更衣室を使わせるのはおかしい」「性転換手術を受け終えるまで、女性として認めないで」というコメントも多数書き込まれている。

    多様性に寛容な世の中になりつつあるが、それに伴い学校を含む社会も対応を十分に検討する必要がある。

    ・合わせて読みたい→前園真聖、秀岳館サッカー部の改善を訴え 「暴力で上手くなることはない」

    (文/Sirabee 編集部・マローン 小原

    「トランスジェンダーと同じ更衣室はイヤ」 不満訴える女子部員に学校の措置は…


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【驚愕】子どもが読書感想文を15冊分も執筆 → 全部実在しない本だった 逆に才能を感じる育児エピソード



     子どもや育児にまつわる「あるある」なツイートを、イラストとともにご紹介する企画「育児あるある」。今回は実在しない本の読書感想文(一行)を15冊分も書いてしまったお子さんが話題になっています。

    【画像】家事に追われ家族に助けを求めたら反抗期の長男がまっ先に駆け付けて「グッときた」話

    ●「偽物を作るのは、本物を作るよりも工夫がいる……」

    ・・・・・

    子供達の夏休みの宿題、完成してるかチェックしてたら、読書感想文(1行感想を書く)が15冊分あったので、すごいと思ったのだが…

    あまりに見た事ない書名ばかりだったので、尋問したところ「本とか著者名とか漢字で難しいから、めんどくさいので自分で作った」と証言!全部実在しない本だった(笑)

    「読んだ事もない本の感想は大変だった」と言ってました。

    これはこれで面白いが宿題的にNGなので、実際に読んだ本で書き直し。非実在書籍の感想文で3時間かかってたのに、読んだ本の感想は30分で終了。

    「偽物を作るのは、本物を作るよりも工夫がいる…」という不思議な学びを得ていました(笑)一行感想だし、何よりまだ本人が小3なので、内容は皆様が想像してるような高等な物ではないのですが、彼なりの工夫が見えて親としても嬉しかったです。

    今年の自由研究は葛から糸と布をつくるをやったのですが、来年あたり「架空の本の読書感想文」提案してみようと思います。

    (MT(TRUE COLORS Japan運営、C&F協会の人)さんのツイートより)

    ・・・・・

     今回のツイート主はMTさん。夏休みが終わりに差し掛かったこともあり、子どもたちの宿題が終わっているかと確認していたところ、本一冊を一行にまとめる読書感想文が15冊分も書かれていたとのこと。

     中を見たところあまりにも見たことがない書名ばかりだったため、違和感を覚えたMTさん。念のためにと子どもに確認すると、「本や著者名を漢字で書くのが難しいから、面倒なので自分で作った」と証言したとのことです。こ、こらーーー!!

     お子さんいわく「読んだこともない本の感想は大変だった」とのことで、見るに見かねた MTさんは実際に読んだ本で書き直すようにお子さんに指示。架空の本で書いた読書感想文は3時間もかかったのに対し、実際に読んだ本で書いた感想文は30分で書けてしまったそうです。今回の件に対し、MTさんのお子さんは「偽物を作るのは、本物を作るよりも工夫がいる」とも語っています。

     また、今回の件に対しMTさんのお子さんは、「夏休みの宿題読書感想文よりも自由研究でやった葛布つくりの方を頑張ったので、そちらの方を宣伝してほしい」ともコメントしています。

    (イラスト:野田せいぞ)


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【何故】小学校の「あだ名禁止」「さん付け奨励」



    市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。今回の放送は、木曜レギュラーパートナー若新雄純慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、小学校における「あだ名禁止・さん付け奨励」について取り上げました。


    木曜レギュラーパートナー若新雄純



    ◆「あだ名禁止」「さん付け奨励」…小学校で増加の背景
    心ない「あだ名」により、傷ついている子どもたちがいます。そこで近年、友達を「あだ名」で呼ぶことを禁止し、「さん付け」で呼ぶよう奨励する小学校が増えています。あだ名を禁止したことによって、なかには「いじめが減少した」という小学校もあるそうです。

    その辺りの相関関係については調査中とのことですが、「あだ名をなくすと、いじめがなくなるとは言い切れない」と指摘する専門家もいたそうです。

    あだ名の禁止」により、いじめが減少したことについて、若新は「自分が悪気なくやっていることで、不快な思いをする人がいるので『相手の気持ちがあることを考えましょう』と、話し合う時間を設けた。それが少なからず効果があったのではないかと言われている」と説明します。

    また、「さん付け」のルールが導入されることで、あだ名で呼ばれた本人が不快な思いをするケースが減ると見られるものの、「あまり前向きではない方法だと思う」と指摘します。

    相手が傷ついたり、いじめにつながらないようにするためには、どうすればいいのかをしっかりと議論するのも対策の1つ。ただ現状は、教員不足や長時間労働などの問題があるため、「さん付け」にするほうが対策としては手っ取り早いというのも分からなくはないという若新ですが、「あだ名禁止」よりも先にすべきこととして、若新は「あだ名に対する不服申し立てや希望を申請することを、小学生のときから学んでいくことじゃないか」と述べます。

    「(学校という集団のなかで)立場が弱い子や、いじめのような構造に置かれている子からは、(そのあだ名が嫌でも自分からは)言いづらい。あだ名で呼んでくる友人に対して、『このあだ名は、どうしても嫌』と言いづらければ、学校サイドに当たり前に申告できる仕組みなどにしたほうがいいと思う」と主張します。

    その理由について、「嫌なあだ名を付けられたにもかかわらず、呼ばれ続けている状態は、それこそいじめのきっかけになる人間関係の構造になっているのかもしれない。また、あだ名だけでなく、本人がしたくない遊びに誘われるなど、自分が嫌なことをされているのに言い返せない状態が起きている」と言い、「全員が『さん付け』で呼び合っているからといって、誰かが弱い者いじめをしたり、傷つけたりしないということではない」と語ります。

    さらに若新は、“あだ名により不快な思いをしていることを申告できる窓口”を設けることや申告する力をつけることが大切じゃないか、という提案に加え、「愛称のようなものが生まれるなかで、小さい頃から『こう呼んでほしい』という呼び名を申し出ることができるのもすごく大事」と言います。

    さらに、“言ったもん勝ち”という言葉を引き合いに出し、「ごく一部の“言った人”だけが得をするような言葉になっているけど、“言ったもん勝ち”ではなくて、“言わないもん負け”なのが社会の残念な現実だと思う」と持論を展開します。

    続けて「言わないことで勝手に(物事が)決まってしまったり、言わないことで自分の本当の気持ちを感じ取ってもらえなかったり、問題に気づいてもらえない。言うのが下手な人はどうすればいいのかという話になるかもしれないけど、だからこそ小さい頃から、それをトレーニングするべきではないか」とも。

    「(学校の規則を守ることも大切だけど)それ以上に、勇気を振り絞って『こう変えてほしい』『こっちがいい』と言いましょう。言った上で、納得のいくあだ名や愛称を作っていくようなコミュニケーションを学ぶことのほうが大切なのではないか」と話しました。

    <番組概要>
    番組名:Seasoning~season your life with music
    放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
    放送エリアTOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
    パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
    番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286
    小学校の「あだ名禁止」「さん付け奨励」に若新雄純「禁止より、不服申し立てを学んでいくことが大事」


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【リアル】公立の教員はどれだけ残業しても残業代が出ない…



    公立学校の教員になりたいという人が年々減りつつある。原因のひとつが「長時間労働」という問題だ。公立教員は「給特法」という法律により、どれだけ残業しても残業代が出ない仕組みになっている。この問題をどう解決するのか。2018年10月から2019年9月まで文部科学相を務めた柴山昌彦衆議院議員に聞いた――。

    ■登下校トラブル、家庭訪問に部活動…

    ――教員には「残業が多い仕事」というイメージがあります。なぜ改善されないままなのでしょうか。

    【柴山】学校の先生の仕事というのは、その性質上、自発性とか創造性にもとづく、定型的なものではない裁量制の面が大きいわけです。結局、どこまでが仕事なのかという境目のようなものがはっきりしない。

    例えば、生徒の登下校の際に何かあると駆け付けねばならないし、下校したあとも、ちょっと勉強に不安があったり、生活面で何か問題を抱えていてそれが授業態度に影響していたりすると、熱心な先生は個別に家庭を訪ねて話を聞いたりもしている。熱心であればあるほど、そうした勤務時間外の活動が増えてしまう。

    ところが、そうした時間外の先生の働きはすべて自主的なものであるという考え方のもとに定められた「給特法」(※)によって、学校や教育委員会という組織のなかでは実態の把握が進められてこなかったという側面もあると思います。

    ※正式名は「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」。校外学習や職員会議など校長が時間外労働を命じることができる業務を4つに限定し、その分として月給の4%を「教職調整額」として一律支給するが、それ以外の業務ではいくら働いても残業代の請求はできない。

    ■同じ教師なのに、公立と私立では待遇が違う

    ――公立と私立では事情が違うのですか。

    【柴山】残業代の面では、私立教員の場合は一般の労働基準法の規定に準ずる扱いになっていますので、残業代はきちんと支払われることになり、そうなると経営側は人件費の負担増ということで働き方の実情にも留意せざるを得なくなる。本来、教師という職業において公立私立で差があるはずはないのですが、給特法では公立教員に限定しているために処遇面で差が出ているわけです。

    ――給特法は1971年に制定されましたが、現代の働き方に合わせるため2019年12月、約半世紀ぶりに大幅改正されました。当時の文科相として、改正の議論をどう進めたのですか。

    【柴山】改正点の柱は2点です。1つは、時間外勤務の上限を法的根拠のある指針として定めたこと。具体的には、原則1カ月45時間、年間360時間を上限としました(災害対応やいじめ対応等で緊急性があるときは除く)。もう1つは、年間の変形労働時間制を導入できるようにしたことです。具体的には、忙しい時期の定時を延ばす代わりに、8月に休暇のまとめ取りをできるよう定めました。

    【柴山】大臣としては、教員の働き方改革のあり方について中央教育審議会に諮問をさせていただきました。その一環として、まずは労働時間の実態把握と適切な管理をするため、タイムカードやICT(情報通信技術)の活用を図るとか、時間外労働の上限を設けるなどの指針を定める、という流れで給特法の改正を進めたのです。

    【柴山】要は、先生の時間外の労働は先生方の自発的なものという前提を打破し、それは本来的な業務であるときちんと把握し、それを校長なり教育委員会がきちんと管理していく必要がある、という点を文科省として告示もしました。ただ、残念ながらその時点ではまだ残業代を支払うべきというところまでいきませんでしたが。

    ■「校長命令ではない」と残業代が認められず

    ――給特法をめぐっては、教員による訴訟も起きています。埼玉県の公立小学校の男性教員(63)が、未払い残業代約240万円の支払いを求めた裁判では、一審、二審ともに請求は棄却されました。8月25日の東京高裁判決は、男性の時間外労働はすべて「教員の自発性に基づく業務」であり、校長の命令ではないから残業代は請求できない、と断じています。実態はさまざまな理由で残業せざるを得ないのに、結局給特法は「定額働かせ放題」の根拠になってしまっています。

    【柴山】正直あの時点では、法改正と時間外労働の厳密な管理の告示で、先生方の時間外労働も顕著な形で減っていくのではないかと考えていたのです。実際、成果も出ており、例えば2018年度と2021年度の調査を比較してみると、時間外勤務が月45時間以内の教員の割合が、小学校では41%から64%に約23ポイント増え、中学校では28%から47%に約19ポイント増えています。

    しかし、逆にいえばそれ以外の教員は相変わらず月45時間を超えているわけですから、やはり現場の方々からすると、給特法をもっと抜本的に改正するべきなのではという声があがってくるのも自然の流れなのかもしれません。

    ■残業代の前に時間外労働を減らさなければ

    ――その給特法の抜本改正について、柴山議員は以前、シンポジウムなどで「給特法は“伝家の宝刀”」と語っていましたが、その意味は?

    【柴山】伝家の宝刀という言葉そのものの意味は「いざという時にこそ抜かれる切れ味鋭い刀」ということですが、私の発言は、給特法自体が伝家の宝刀だと言っていると誤解されたようです。そうではなく、私が言いたかったのは、給特法の「抜本的改正」が伝家の宝刀なのだということ。その意味では、「いざという時」がまさにいま来ているとも思います。

    ――今年4月には「給特法のこれからを考える有志の会」(教員や弁護士、教育問題に詳しい大学教授らで組織)が、抜本的な改正を求めてネット署名活動をはじめました。すでに6万3000筆以上が集まっています。

    【柴山】そうした動きは承知しています。ただ一方で、仮に公立教員の現状での時間外労働に残業代を全額支払うとなると、年間9600億円の予算が必要になるという試算もある。もちろん、予算がないから改正はできないというのではなく、やはり、まずそもそもの時間外労働をどうやったら減らせるのか、先生が人間らしい働き方をできるようにするにはどうすればよいのか、という観点での改革を考えるほうが先と思うのです。

    ■教科別の専任教師や外部講師も検討すべき

    ――そのためにはどうすれば?

    【柴山】例えば、先生でなくてもできる仕事、あるいはムダな雑務を減らす。最近ではICTを活用した業務の効率化も図れるようになっています。その際、教員業務支援員というような、ICT専門の職員を増やすことで先生の負担を減らす。

    また、1クラスの児童生徒数を35人程度に少なくすることで先生の負担を軽減できる。これは児童生徒にとっても、きめ細かい教育を受けられるようになる。

    さらには、高学年における教科別の専任制。数学や美術など専門性が高まる教科については専門の先生をつければ、クラス担任の負担も軽減するでしょう。加えて、最近は子どもたちが学習しなければならない要素がかなり高度化していて、例えば必須となっているコンピューター関連授業など、やはりプログラミングの専門家などへの外部委託も検討すべき。

    【柴山】そしてこれも先生にとって大きな負担となっているのが、部活動の顧問。野球やサッカーなどのように、必ずしも先生が経験者ではないのに放課後の練習や休日の試合などで指導・引率をしなければならず、そうした時間も大きな負担。これを学校の部活としてではなく地域のスポーツ振興ととらえ、地域の各種クラブで経験のあるコーチなどに指導してもらう体制にするなども考えられる。いわば、部活動教育の外部委託化ですね。

    ■先生の幸福度もアップするはず

    【柴山】そうしたことを積み重ねていく改革をまず進めることが先決であり肝要だと思うのです。そのうえでなおかつ発生する残業代はきちんと支払えるような制度にする。つまり、その最後の段階でこそ「給特法の抜本改正」という伝家の宝刀を抜くべきだと思うわけです。そうすれば、先ほどの予算をかなり圧縮できることにもつながるし、何より、先生自身の働く上での幸せ度もアップするはずなのです。

    ――それでは給特法には抜本的な改正が必要なのでしょうか。その場合は、どういう改正が望ましいのでしょうか。

    【柴山】もちろん、私も給特法の改正は不要だなどとは思っていません。ちょうどいままさに、文科省で再び、先ほど申し上げたような現場での改革がどの程度進んでいるかを調査することになっています。具体的には8月、10月11月、全国の小中学校のうち各1200校、高校で300校というかなり大規模な本格的実態調査です。

    その結果により、いよいよ伝家の宝刀を抜かねばならないという議論も必要になるかもしれません。その場合には、単に残業代を支払うという単純なものではなく、公立学校の先生は公務員ですから、他の職種の公務員との整合性も考えねばならないし、大きなテーマの議論になるでしょう。

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    柴山 昌彦(しばやま・まさひこ)
    衆議院議員
    1965年生まれ。東京大学法学部卒業後、会社員弁護士を経て、衆議院議員自民党幹事長代理、首相補佐官(国家安全保障政策担当)、文部科学相などを歴任。

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    柴山昌彦衆議院議員。当時の文部科学相として給特法の改正に携わった - 撮影=プレジデントオンライン編集部


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    【過去最多】「不登校19万人超」…第3の学校で起こす奇跡の連続



    2020年度に学校を30日以上欠席した不登校の小中学生は19万6127人と過去最多になりました。学校は子どもたちの発達障害などを理解するようになりましたが、先生の多くは価値観が変わっていないといいます。ジャーナリストの岡田豊氏が著書『自考 あなたの人生を取り戻す不可能を可能にする日本人最後の切り札』(プレジデント社、2022年2月刊)で解説します。

    フリースクールに通う不登校の子どもたち

    ■東大→三菱商事→不登校の子らと創る未来

    不登校子どもたちに未来を託す。そんな教育改革に挑んでいる人がいます。

    南手英克さんに初めて会ったのは1999年石川県白山市でした。南手さんは本名をもじって、南手骨太(なんてこった)と自称。みんなから、骨太さんと呼ばれていました。

    骨太さんが創ったフリースクール「ワンネススクール」は、廃止された保育園の木造の古びた建物にありました。ここには骨太さん以外に、不登校子ども3人と、3人の若いスタッフがいました。緑の山々に囲まれた田舎。南手さんがいた東京の職場とは対極にある場所でした。

    骨太さんは、東京大学を卒業して三菱商事に入社。都市開発の部門でエリート社員の道を歩んでいました。しかし、ある日、立ち止まってしまいます。

    「このままでは日本がダメになる。世の中が歪んで大勢の人が不幸な方に流されている」

    日本の画一的な教育が真っ当な判断を奪い、偏った価値観を植え付けてきたと思うようになりました。会社を辞める時、周囲から奇異な目で見られると思いきや、上司たちは「その考えは非常に良い」と応援してくれたそうです。

    骨太さんは次元の違う遠くを見つめながら踏み出しました。

    「世直しの原動力となった幕末の私塾のように若者を育てたい」

    その時、骨太さんが創ったばかりのフリースクールに来ていたのは不登校子どもたちでした。しかし、骨太さんは、この不登校子どもたちを学校から見捨てられたとは思っていません。その逆です。不登校この子どもたちが学校を見限ったと考えていたのです。

    「ワンネススクール」では、ささやかな奇跡が起きていました。私が取材した日、みんなは、サッカーボールで野球のような球遊びをしていました。その時、最年長の13歳の女子が何も言わずに突然、グラウンドを離れてしまいました。

    通常なら、「みんなでプレーしているのにどこへ行くの?」と問いただすところです。しかし、骨太さんたち大人は何も言いません。

    しばらくすると、女子は、どこかで1人で遊んでいた7歳の男児の手を引いて連れてきたのです。おかげで男児は自然に球遊びの仲間の輪に入ることができました。

    「やっぱり、何も言わなくてよかった」

    骨太さんは後で、ほっとしたようにつぶやきました。彼女が自分で考えて仲間を連れてきました。そして男児は仲間に入ることができ、仲間の輪が広がりました。彼女を見守ったことが彼女の自信につながると考えていました。

    あのシーンは、骨太さんには、ささやかな奇跡に映ったはずです。彼女は、学校に存在しなかった居場所をこのフリースクールで見いだしたのです。

    子どもたちが誰かを幸せにする仕事をしたという便りを聞くことができればいいなと思います。世の中、お金ばかりじゃない」

    骨太さんはこう語っていました。

    その常識が本当に必要なのかを考える

    ■「第3の学校」で起こす奇跡「ここは最後の砦、よく来てくれた」

    あれから約22年。骨太さんは夢を広げていました。

    2011年11月、新たに金沢市に「パトリ合同会社」を設立しました。教育と福祉を融合した「第3の学校」です。不登校の小中学生が通うフリースクール通信制高校の“分校”。

    勉強が苦手だったり、障害があったりする人のための学習塾。発達障害の小中高校生のための放課後等デイサービス。パトリには約80人が通ってきます。夢をさらに広げています。通信制高校の“分校”として、数人の卒業生を送り出しました。大学を目指す人もいます。

    「パトリに来てくれるのは、いわば、“はみ出し者”。ここは最後の砦です。世の中の矛盾に気が付いて、よく来てくれたなあ。そんな気持ちで迎えます」

    骨太さんの自考は進化していました。

    「学校に行かないことを世間はとんでもないと受け止める。すると子どもたちは自分がダメなんだと思っちゃう。問題なんか何もないのに、周りの価値観エネルギーをそがれる。これはものすごい国家的損失なんです。あなたが感じた違和感はその通りだ。だから、あなたの感覚に従って成長していこうよ。親と世の中にそう伝えたい。何十年がかりの世直しです」

    パトリに来る子どもたちは様々です。不登校引きこもりいじめを受けた子。笑うことを忘れてしまった子。対人恐怖症で人と目が合わせられない。生まれてから家族、親族10人くらいとしか話をしたことがない子。

    「パトリに通ってくれること自体が奇跡です」

    骨太さんと一緒にパトリを運営する副代表の上野佐奈美さんはこう言います。ある日、パトリの階段を半日かかって上ってきてくれた子どもがいました。いじめられて心を閉ざしていた子どもがここに居場所を見つけてくれました。そうしたシーンは、上野さんにとって奇跡のひとつです。

    「学校のように強制はしないが確認はする。みんながちょっとでも幸せになってくれればいいなと思う」

    そんな上野さんは骨太さんをどう見ているのでしょうか。

    「彼は未来を見ています。過去を大切にしながら過去にとどまらない。言葉では伝えられないことを伝えようとしています」

    骨太さんがフリースクールを始めてから約23年。2020年度に学校を30日以上欠席した不登校の小中学生は19万6127人と過去最多になりました。

    「学校は子どもたちの発達障害などを理解するようになってくれましたが、先生方の多くは価値観が変わっていません。世の中が決めた価値観子どもの内の中には絶対に成長したいというものがある。それなのに大人がそれを邪魔している気がする。大人が良かれと思ってつくった型が子どもを抑えてしまうんです」

    骨太さんはこう言います。

    「過去、常識にとらわれていたら、そこからしか発想は出てきません。その常識が本当に必要なのかどうか、ゼロベースで考えたい」

    久しぶりに話した骨太さんは、進化し、より大きくなっている気がしました。日々、自考を続けているからでしょうか。

    岡田 豊 ジャーナリスト

    (※写真はイメージです/PIXTA)


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